平安時代初期の武将。 武勇に優れ、「文の菅原道真・ 武の坂上田村麻呂」とも称されたほどの武人である。
延暦12年(793年)、大伴弟麻呂の蝦夷討伐軍に 副将軍として従軍して戦功を挙げ、 延暦16年(797年)征夷大将軍に任ぜられる。
延暦21年(802年)に胆沢城を築き、蝦夷の長・アテルイ の降伏を容れると、蝦夷征討の鎮守府を多賀城からここに移し、 翌年、紫波城を築く。
また、武勇だけでなく、アテルイの処刑の減免を願うなど、 情も厚かったといわれる。 本年の山車では、蝦夷征討に赴く田村麻呂の雄姿を飾る。 |
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例年8月1日〜8月4日まで開催される盛岡の夏の風物詩。
「サッコラチョイワヤッセ」という独特の掛け声と、 日本一を誇る太鼓の大群舞が魅力。
かつて盛岡の地を荒らした羅刹という鬼が、 盛岡市・下小路の三ツ石神社の功徳で退治されたことを祝い、 民衆が踊ったのが発祥というのが盛岡に伝わる伝承である。
藩政時代から盛岡各地で伝承されてきた祭りであったが、 昭和53年(1978年)より盛岡の観光イベントとして統合、 近年は東北五大祭りの一つとして、知名度を増している。
2007年には太鼓の大群舞のギネス記録を達成。 「世界一の太鼓の大群舞」となった。
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