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時は平安時代末期の京都。 

 

征夷大将軍を自称するも、時の朝廷から悪評を買った

「旭将軍」源義仲(木曽義仲)に対し、後白河法皇の院宣により

源義経・源範頼は相次いで兵を挙げ、義経の軍勢は、

京都・宇治川にて最初の決戦を迎える。

 

その折、義経軍の先陣を争った佐々木四郎高綱と、

梶原源太景季は、川を斜めに、飛んでくる敵の矢をくぐって争ったが、

結果は、佐々木高綱が梶原景季の馬「磨墨」(するすみ)の腹帯が

緩んでいることを指摘し、景季がこれを直しているうちに

先陣を切ることに成功したのであった。

 

なお、このときの高綱の愛馬「生喰」(いけづき)と、磨墨は、

日本有数の馬産地だった岩手の南部駒だったという。

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「枯れ木に花を咲かせましょう」で有名な、おとぎ話の場面である。

 

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