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曲亭・滝沢馬琴の名作「南総里見八犬伝」より。

 

犬士・犬塚信乃は名刀・村雨丸を献上するため、

足利成氏の城を訪れるが、持参した刀は伯父夫婦によって

すり替えられた贋作であったため、成氏の家臣・横堀在村から

間者の疑いをかけられてしまう。

 

弁明虚しく在村により追われる信乃は、捕手を寄せ付けなかったが

次第に追い詰められ、利根川に臨む「芳流閣」の屋上に逃げ込む。

 

そこに、捕り物の名人ながら職を辞した罪に問われ投獄されていた

成氏の家臣・犬飼現八が遣わされ、信乃は現八と芳流閣上で

合間見えるのであった。

 

戦いは、結局、互いに芳流閣から遥か下の利根川に落下し、

引き分けに終わるが、その後、お互いが同じ運命を背負う

「八犬士」の一人だと知り、共に里見家再興のために尽力するのである。

 

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紀州道成寺に伝わる安珍・清姫の伝説を歌舞伎に舞踊化。

 

舞台は桜が満開の道成寺。

再興した鐘の供養が始まろうとしている。

 

そこに清姫の亡霊が白拍子となって現れ、

舞を見せているうちに鐘に飛び込み蛇体となって現れるが、

押戻しによって屈服させられる。

 

 

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