新田義貞(にったよしさだ)―。
鎌倉時代末期の武将。 時の政権に対し、足利尊氏と共に手を組み後醍醐天皇を奉じ、 北条攻めを敢行、倒幕に成功する。
「太平記」によれば、北条攻めの際、稲村ヶ崎に立つ義貞は、 満潮の海に宝刀を捧げ、「汐よ引け、龍神よ、我らを導け」と唱え、 海に宝刀を投じると、祈りが通じたのかみるみる汐が引き、 義貞軍は鎌倉の北条方に攻め入ることができたという。
本年の山車では、宝刀を捧げ、海に投じる姿の義貞を飾る。
なお、写真の通り、義貞にはせり上がりのギミックが 内蔵されており、当サイトの「頂き物」のページで紹介している 同じく一番組が昭和42年に奉納した山車の復刻となっている。 |
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「枯れ木に花を咲かせましょう」で有名な、おとぎ話の場面である。 |
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