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国姓爺合戦は、

江戸時代の作家・近松門左衛門の浄瑠璃作品。

和藤内とは、江戸初期の実在の人物で

「国姓爺鄭成功(ていせいこう)」であるといわれている。

 

明朝の臣・鄭芝龍と日本人の妻の間に生まれた和藤内は、

明朝再興のため、中国に渡る。

義兄・五常軍甘輝を味方につけるべく、

甘輝の住む獅子ヶ城を目指す途中、世間を騒がせ、

住民に多大な被害を与える猛虎を、

母・渚より授かった伊勢神宮の護符の威徳によって退治し、

勲功を得る場面である。

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和藤内の父が中国に残した娘・錦祥女を妻に持つ将軍。

 

「紅流し」の場面で、自害する錦祥女の心に打たれ、

甘輝は和藤内と共に明朝の復活のために尽力することとなる。

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