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新皇を称し、天慶の乱を起こした平将門の娘。
本名は五月姫という。
天慶の乱により、平将門の一族郎党は滅ぼされるが、
唯一生き残った五月姫は、呪詛神として有名だった
鞍馬山の貴船神社に夜な夜な丑の刻参りを
貴船社の神は、荒御魂(あらみたま)と言い、貴船山に
丑の年の丑の月の丑の日の丑の刻に降臨した神であった。
再三の丑の刻参りにとうとう出現した荒御魂のお告げにより、
父の仇である朝廷の転覆を画策する。
これに対して朝廷は、
大宅中将光圀(おおたかのちゅうじょうみつくに)を派遣し、
本年の見返しでは、
妖術を駆使して、光圀に対峙する滝夜叉姫の姿を飾る。
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