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国姓爺合戦は、江戸時代の作家近松門左衛門の浄瑠璃作品。

 

和藤内とは、江戸初期の実在の人物で

「国姓爺鄭成功(ていせいこう)」であるといわれている。

 

明朝の臣・鄭芝龍と日本人の妻の間に生まれた和藤内は、

明朝再興のため、中国に渡る。そこで、腹違いの姉・錦祥女が

敵である韃靼に組する五常軍甘輝の妻であるという事実を知り、

甘輝を味方につけようとするが、甘輝は運悪く不在。

 

そこで錦祥女は甘輝が頼みを聞き入れたら白粉を、

聞き入れられなければ紅を流すと和藤内に告げる。

 

やがて、甘輝が帰ってくると、錦祥女は和藤内を助けることを

甘輝に懇願するが、甘輝は韃靼の王から和藤内追討の命令が

あったということと、妻の縁で味方したといったら恥辱だという考えで、

承知しなかった。

 

山車の場面は、和藤内が白粉の流れを待つ場面であるが、

結局は紅が流れてきたため、紅流しの場面といわれている。

 

ちなみに、和藤内とは、近松門左衛門が考え出した

「和でも唐でもない」との洒落であるといわれている。

 

 

 

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その昔、大岡越前守が整備した江戸の定火消である「いろは四十八組」。


そのうちの一つであった「の組」は、現在の江戸消防記念会第三区七番組として、新宿区矢来町周辺を管轄する組織で、正月の出初め式や、5月の消防殉職者慰霊祭等の際、この三区七番組=の組の纏振りの様子を今も見ることができる。

本年の見返しには、その、の組の纏振りの姿を飾る。

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