七福神の一人で、漁業の神とされる。
その由来は、人類創造の神であるイザナギ・イザナミの子、 蛭子命(ヒルコノミコト)であるとするものと、 大国主命(オオクニヌシノミコト)の子である事代主神(ことしろぬしがみ) であるとするもの等、諸説残る。
今日の恵比寿様の代名詞である「鯛釣り」の姿は、事代主神が天津神から 国を譲るよう要請された際に、釣りをしていたことに由来するとされ、 以降、この姿で伝承されてきたようである。
またその福々しい満面の笑みは、「えびす顔」と呼ばれ、現代では ほころぶような笑顔の代名詞として上げられるほどである。
山車では、えびす顔の恵比寿様が、大鯛を釣り上げる姿を飾る。
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相模国と駿河国の国境・足柄(現在の静岡県駿東郡小山町) に生まれた金太郎は、熊と相撲を取れるほどの怪力の持ち主で、 後に、鬼退治の武勇で名を馳せた源頼光の家来となり、 坂田公時(さかたのきんとき)を名乗る。
頼光四天王に数えられたほどの公時は、大江山の酒呑童子を 退治するなど勲功を上げた伝説が伝えられており、その伝説から、 古来、すくすくと成長する日本男児の象徴として今日伝えられている。
本年の山車では、足柄山で動物たちと相撲をとった童話から、 熊を軽々投げ飛ばす金太郎の姿を飾る。
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