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このページでは、当サイトをご覧頂いている皆様から頂戴した

過去の盛岡山車の貴重な写真の数々をご紹介します。

 

ぜひ、ご覧ください。

 

 

 

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昭和42年 馬町 一番組 奉納演題

 

平成19年2月18日掲載  HN chiroさんより頂きました。

 

55年ぶりのせり上げ方式を採用した、ギミックのある山車です。

写真1枚目は、せり上がった状態の風流です。

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新田義貞(にったよしさだ)―。

 

鎌倉時代末期の武将。

時の政権に対し、足利尊氏と共に手を組み後醍醐天皇を奉じ、

北条攻めを敢行、倒幕に成功する。

 

「太平記」によれば、北条攻めの際、稲村ヶ崎に立つ義貞は、

満潮の海に宝刀を捧げ、「汐よ引け、龍神よ、我らを導け」と唱え、

海に宝刀を投じると、祈りが通じたのかみるみる汐が引き、

義貞軍は鎌倉の北条方に攻め入ることができたという。

 

本年の山車では、宝刀を捧げ、海に投じる姿の義貞を飾る。

 

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猩々(しょうじょう)―。

元は中国の伝説の生き物で、人の言葉を理解し酒を飲み、

赤ら顔・赤毛の生物とされており、今日ではおおよそ

猿に似た生物と語られることが多い。

 

この猩々をモデルにした、能楽(歌舞伎舞踊)から。

 

親孝行の酒売りが、「酒を売れば多くの富を得るだろう」という、

神妙な夢を見て、お告げに従い市場で酒を売り始める。

 

そこへ、夜な夜な来てはいくら飲んでも酔わないという客が現れる。

酒売りが、不思議に思い正体を尋ねると、

自分は海からやってきた猩々であると答えて立ち去る。

 

酒売りは、月夜の美しい晩に、川辺で酒を用意して待っていると、

水中から猩々が現れる。

 

猩々は酒売りから酒をつがれ上機嫌で踊った後、酒売りの徳を讃え、

「汲めども尽きぬ酒壺」を酒売りのもとに残して海中へ戻ってゆくのであった。

 

この見返しでは、汲めども尽きぬ酒壺から酒を汲む猩々の姿を飾る。

 

※この状態も、せり上がっている風流の新田義貞の姿が確認できる。

 

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新田義貞が下ろされている状態。

スピーカーの上部から、新田義貞の烏帽子が見える。

 

在りし日の盛岡市・大通の佐々木電気前での写真。

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昭和44年 馬町 一番組 奉納演題

平成19年2月24日掲載  HN chiroさんより頂きました。

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江戸時代初期に伊達藩に起った御家騒動を題材にした

歌舞伎「伽羅先代萩」の四段目・床下の場面より。

 

物語は、室町時代。

足利頼兼(伊達綱宗がモデル)が隠居し、次期当主は幼い

鶴千代となる。この鶴千代は、足利家の奥に乳母・政岡と

その実子である千松と共に暮らしていた。

 

ところが、この鶴千代を暗殺し、自らが政権の要職に付こうと企む

仁木弾正一味は、鶴千代の毒殺を図るがこれを失敗し、

暗殺の連判状は乳母・政岡の手に渡る。

 

そこで、妖術を使い鼠に化けた弾正は、暗殺の連判状を奪い返すが、

床下で宿直をしていた忠臣・松前鉄之助(荒獅子男之助)に見つかり、

鉄扇で打ち据えられ、正体を現してしまうのである。

 

本年の山車では、岩手国民体育大会の開催を記念し、

松前鉄之助が踏みしめる鼠(実は仁木弾正)の下に横断幕を設置し、

せり上げにてこの横断幕を見せるギミックがあった。

 

横断幕には、「みんなのびゆく 国体 岩手」という文字が確認できる。

 

 

chiro様ご本人からのご説明がございますので、

ご紹介させて頂きます。

 

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これは、大ネズミをふみつけた鉄之助なのですが、

大ネズミ+鉄之助もろとも、1メートルばかりせりあがるものでした。

 

せりあがると、隠れていた横断幕が顔をみせます。
たしか、岩手国体の宣伝幕でした。

 

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